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2005年03月31日
散歩猫
はちろと散歩に出たら、ミーくんも着いてきてしまった。
そろそろ帰るだろうと思いつつ振り返るけれど、立ち止まる気配もなく
道を挟んで縦横無尽に闊歩している。私たちを追い抜いたかと思えば
すぐ戻ってきて、はちろにはなちょん挨拶をしたり。
いい加減、何かあったら心配だと思えてきて、もう帰りなよぉーと
声を掛けるが、ウキウキのご様子。ミーくんのお母さんにも申し訳なく
なってきた。
300mほど離れた小学校の裏門。やっと、ミーくんが立ち止まった。
ここがテリトリーの境界線かぁ。なんとか安心して散歩続行。
コースを一周して小学校の裏門に戻ってくると、ミーくん現る。
うっ、うう‥、忍耐強いのね、ミーくん‥。
そのまま待っていたなんて。それにしても
嬉しいやら、可愛いやら、心配やらで複雑な気持ち。
なんとかしなければと思いつつも、どーしたもんでしょう‥。
そんなこんなですけど、
ミーくんはとても用心深い猫で、人見知りが激しい。というか人間が怖い。
一度、里親に出されたのだけれど、押入の中に隠れて出てこなくて、
あまりに懐かないので帰されてしまった。その後、お家の方でも、
馴れているのはおかあさんだけで、拾ってくれた息子さんには
全く懐いてない‥と聞いている。それはそれでトホホなんですけど。
とにかく、おかあさん大好き！おかあさんだけが大好きにゃんこ。
そんなミーくんだから、当たり前のように私を見ると一目散に逃げていた。
そんな中、ロロがやってきて、日向ぼっこさせるようになると
いつのまにやらロロとは仲良くなっていた。相変わらず、私を見ると
逃げてしまのだけれど。コンチクショーなのだけれど。ね。
それでも、ロロを家に入れるとき必ず抱きかかえていたので、
様子は注意深く見ているようだった。ロロが大人しく
抱かれている姿を何度か見るうちに、だんだんとミーくんとの
距離も縮まってきて、いつのまにやら玄関まで着いてくるようになっていた。
仕事場にも入ってくるようになり。ロロのごはんを食べるようになり。
はちろとも仲良くなって‥。
馴れることは無いだろうと思っていたミーくんと仲良くなれたのは
ロロのおかげ。これも置きみやげなんだな。きっと。
ほんとにありがとう、ロロ。
投稿者 ikemi : 06:02 | コメント (2) | トラックバック
2005年03月28日
首輪
日曜日に、お手伝いしているバンドの解散ライブがあって、
ロロが残していった首輪を左手に付けて参加してきた。
例年なら仕事も暇で猫と遊べる時期なのだけれど、練習とかでせわしなかった。
少し暖かくなったせいか、特にロロにはかまってくれぇ〜、とにゃーにゃー
言われていた気がする。春になったらねぇー、と頭を撫でてごまかしていたり。
仕事の合間に練習をしていたので、無造作に置いたベースの上で、ロロが爪とぎ
まがいなことをして遊んでいた。時折、ラウンド弦の隙間に爪がひっかかり、
不意に出る金属音と振動に反応して飛び跳ねたりして驚いていた。それでも、
おらもベース弾くのら〜と楽しそうだった。叱らずに笑って眺めていたことが、
今となってみればせめてもの救いだと思える。
公園に捨てられたとき、うちに来たとき、そして、旅立ったときも
いつも身一つだった。環境が変わる度、過去を捨て去り、振り返ることなく
今を精一杯生ようとしていた。最後は狭い我が家に押し込められても
文句を言うどころか、自分の生涯を生きようとしていた。
猫にはいつも教えられる。
何も持たせてやれなかったけれど、猫の国では、この狭い家の思い出を
幸せだったと、記憶に止めて欲しいと思う。もし、ほんとに、
もし生まれ変わっても、また私と一緒に暮らしたいと思ってくれれば
そんなに嬉しいことはない。
こんどこそは、もっと幸せにするから。
ロロが置いていってくれた思い出の首輪はお守りとして大切にするよ。
投稿者 ikemi : 04:23 | コメント (0) | トラックバック
2005年03月27日
荼毘
25日(金)午後4時すぎ、ロロを見送りました。
うちに来たときは2kg程度の体重も6kgを越えるほどになっていました。
今は大きかったロロも今は小さな骨壺の中にいます。
公園にいたとき、猫じいさんのテントにも行かずエサ場の周りで生活していて、
三月から四月の寒い夜、春の冷たい雨の中を少なくとも2ヶ月間くらいは
小さな体で暮らしていたはずです。骨壺に入らなかった灰もロロと出会った公園
くうが眠る木の根元にまこうと思っています。
皮肉にも、20、21日の連休に撮った写真があり、現像に出してきました。にゃあ、トイくん、
ミーくん、はちろと駐車場で散歩をしているときのモノです。
デジばかりで、あまりフイルムでは撮ってやらなかったのが悔やまれます。
うまく撮れているよう祈りたい気持ちです。
今では私たちと老犬、老猫だけになってしまいました。とても悲しいほど静かな
時間が流れています。ロロが居てくれたなら、ロロが居てくれたなら。
考えてもどうしようもないことばかり、脳裏をかすめます。
ロロが居てくれたなら、ロロが居てくれたなら‥。
投稿者 ikemi : 03:17 | コメント (3) | トラックバック
2005年03月25日
別れ
24日の午後9時45分、ロロが猫の国へ旅立ちました。
本日荼毘に付すつもりでいます。
ロロを可愛がってくれた皆様には深くお礼を申し上げます。
いつもと同じ一日の終わり。
仕事をしていると、カミさんが血相を変えてやってきて、ロロの様子がおかしい‥。
居間に行ってみると 仰向けになって目を見開いているロロがそこにいます。
慌てて病院に連れて行きましたが、すでに息絶えていました。
不調な様子はまったく感じませんでした。苦しんで騒ぐこともなく、また
吐いた後もなく、何が原因かまったく分かりません。
いつものようにこたつの下で寝ていたロロが低い声で唸ったので
覗いてみると、仰向けになって目を見開いていたそうです。
8時までは仕事場でにゃあとトイくんといつものようにしていました。
散歩をして、ごはんを食べ、運動会をして、猫ベットで休憩‥。
保護したときに、怪我をしていて腸を5cm削除する手術をしていたので
そんなに長く生きられないかもしれないとは覚悟していましたが、
あまりにも短すぎます。冷たくなったロロを目の前にしても
まだ信じられないのです。
まだ、一歳を少し過ぎたばかりの元気な猫でした。
おしゃべり好きで、みゃーと挨拶してくれる可愛い猫でした。
爪など一度も立てたことがなく、ほんとにいい子でした。
我が家に来て、10ヶ月しか一緒にいられなくて、まだまだ
これからもっと幸せになるはずの子でした。そして、
短い間ですけど、たくさんの幸せだけを置いて旅立ったロロ。
ほんとにありがとう、そして何もできなくてごめんね。
投稿者 ikemi : 04:40 | コメント (4) | トラックバック
2005年03月16日
SPって、ヲイ
昨年秋に買った限定低感度フイルム、フォルティア。
まだ使わずじまいで冷蔵庫にある。確か、露出を-0.5に設定する
はずだったけれど、記憶が曖昧になってきた。冷蔵庫に入れるとき
外箱を捨ててしまったので、フジのHPを訪ねてみた。
ん‥？春色って何？
ほんと目眩がしてきた。
春には春色のフォルティアらしいですよ、奥さん。でも
夏になったら夏色のSUが出ちゃいそうですから、使おうと思った日に
購入した方が賢明です。限定なんていわれると欲しくもないのに、
飛びついちゃう方ですから、もう、ふつうに出しちゃいなさいよ
富士フイルムさぁ〜ぁぁん！
あい、上の写真はコダクロームでのメグちゃん。
う〜ん、重厚な色具合だわぁ。それに50年愛されているなんて
とても素敵！、限定じゃなくて。
投稿者 ikemi : 04:58 | コメント (2) | トラックバック
2005年03月11日
雲天だったけれどポカポカ
今日はとても暖かかった。
猫達も活発になってきているようで。まだまだ子供のロロなんか
どこにいるか分からないことがあって、名前を呼んで探すのだけれど
出てこない。カーテンからはみ出したはちろのお尻があるので、
覗いてみると、一緒に外を見ていたりする。
ロロははちろに付いて回ることがあって、尻尾を立てて近寄り
お尻をはちろの鼻先にスリスリしたり。私に接するのと
同じようなことをするのです。
そして、
もう一つが横に来て座るというもの。こちらの話を聞いているようであり、
ただ寄り添っているだけの時もあります。別に何かを訴えるでもなく
そっと、そばにいる。
これと同じ事をはちろにもします。さすがに、はちろを人間とは思っては
いないんでしょうけれど、白いのと黒いのが一緒にドタバタしたり、ジッ
としていたりと見ていると微笑ましい。ロロはとても嬉しそうだし。
それで、
はちろはと言いますと、なにげに嫌がっている。きっと、嫌がっている。
あっちに行って欲しがっている‥。それはそれで
微笑ましいんですけどね。
投稿者 ikemi : 03:47 | コメント (2) | トラックバック
2005年03月04日
フイルム
ものむらいのおかげで、秋に買ったフイルムを使えないままだった。
目の具合も良くなり、冷蔵庫を探していたら3月で使用期限の切れる
ものがあって、焦る焦る。こんなに長く撮っていなかったのね。なので、
試したかったフイルムは春になってからになりそうです。
そんなこんなで、日曜日に公園で撮った現像もできてきた。
好きずきはあるだろうけれど、銀塩もやっぱりいいわぁー。
しばらく、EOS7の出番だな。