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2006年11月19日

小雨の中

■レフト■

雨の日は公園に行かないようにしている。
エサ場にはごはんはあるし腹が空けば食べればいい。
歩いている私を見つけると、馴染みの猫達は植え込みから出てきてしまい
雨を遮る場所のない公園では、ずぶ濡れになってしまう。しかし、
今日は別で猫達の確認だけでもしたかった。もしかしたら
知った人に会えて情報も聞けるかも知れない。
先週はさんごとクリームときん、そして知らない黒猫2匹。
パワフやちぃ、サビーニャやみいろなど会えずじまい。

公園に着くと広場の真ん中に自転車があった。人影も見える。
あの小柄なおじいさんだ。急いで挨拶に向かった。
小雨の中、猫達にエサを配りに行く途中だという。
猫じいさんの様子を話して、ここには戻ってこないかもしれないと伝えておいた。
図々しくもテントの場所を尋ねて、猫達のごはんを持ってきたからお分けしたいと
伝えると「どうぞどうぞ‥」テントまで案内してくれた。

■クリーム■

ごはんを運ぶと、これだけあれば数ヶ月は大丈夫と嬉しそうにしていた。ふと
薄暗いテントの奥に目をやると、三毛猫が居る。「みいろ?」声を掛けるが
反応はない。よく見るとさんごだった。そのまた奥にはパワフも。
「ここでご厄介になっているんですねぇ。ありがとうございます」
序でに猫達のことを訊いてみた。みいろも元気だそうだ。
捨てられていて猫じいさんのテントに保護された子猫達はダメだったらしいけれど
夏以来、その他の猫には変わりはないと教えていただいた。

それにしても、これくらいの雨ではエサ場の特等席から離れることはなく、
テントには寄りつかないさんごが中にいるなんて驚いた。愛情を持って
可愛がってもらっているのだろう。再度、お礼を言ってテントを後にした。
猫達の無事を聞くことができ、少し肩の荷が軽くなった気がして
安堵の溜息が漏れた‥。

投稿者 ikemi : 2006年11月19日 04:27

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コメント

大変だったんですね・・・
でも私も今2日分の日記を読み終えてちょっとホッとしてます。
アクシデントはあったものの
なんとかつながっていけているのは嬉しい事です。
いけみさんも小柄なおじいさんと会えてほんとに良かったですね〜。
気持ちが伝わったのかも(o^-^o)

投稿者 なつばら : 2006年11月23日 02:04

猫達にとっては大変だったようです。そのなかで
馴染みの猫達は元気だったので安心しました。

春くらいから、猫達を取り巻く人達が変わってきていて
新しいホームレスの人々やエサやりさん達。猫を目当てに遊びに来る人々。
くせのある人が多くて避けていたのですけど、そんなことばかり
言っていられない状況です。少しでも猫達の生活が安定するよう
時間の許す限り動いてみようと思っています。

投稿者 いけみ : 2006年11月23日 06:31

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