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2005年08月29日
釣り針
配達の途中に寄ってみた。土曜日とあって釣り人が多いし、
まだ暑い夕方だったから猫達も少なかった。
猫じいさんが来て、釣り針が引っ掛かった猫がいると言う。
なんとか取ろうとしたがダメで、そのままにしてあるそうだ。
ハニーと呼ばれていて左目が白濁している雌の黒猫で、
捨てられた仔猫の世話もするやさしい猫。
しばらく待ってエサ場にやってきたハニーを捕まえることが出来た。
口元には赤い釣り針が見える。とにかく連れて帰ることにした。
土曜日なので病院もやっているしラッキーだった。
いつものように日曜だったら途方に暮れているところだ。
たまには寄っていこうと思った偶然にも感謝。
病院で診断、針の返しまで刺さっていて引き抜けば、
傷口を広げてしまう可能性がある。幸いにも、
口元近くの頬だったので、荒治療ではあるけれど
そのまま突き刺して送り、頬から抜き取った。
消毒と化膿止めの注射を打っていただき治療終了。
騒ぐ様子もなく、我慢していたハニーがいじらしかった。
野鳥ばかりではなく、公園の猫達の中には、空腹で
釣り針が付いたままの魚を食べてしまうことがある。
ハニーは口元だったので大事にはならなかったけれど、
のみ込んでしまい致命傷を負う猫もいる。
でも、釣り人はそんなことは知らない。知ったとしても
それくらい仕方ないと思うだろう。
世の中には仕方ないことが多いな、仕方ないのかな‥