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2008年09月26日

新しいおうちに行く、も〜ん!

もんが27日土曜日から、新しいおうちに行くことになりました。
めでたし、めでたし‥?!

もんナノを拾って、
「猫を拾ったのですがうちでは飼えません。ここで飼ってください‥」
と泣きながら、うちに届けにやってきた少女のお家です。
自宅で犬を飼っているので、猫はNGと言うことも知っています。
この少女は二年前にも黒猫のワラを連れてきた前歴があり
もう中学生になるので、かなり驚きましたけど
そのまま引き取ることにしました。その後
お母さんが血相を変えて、猫を元の場所に返してくると
お詫びにやって来ました。外は日も暮れて、
今から戻すのは殺すのも一緒だから‥、と説明し
うちで預かることとなったわけです。

責任感の強い方なので、動物病院にも率先して連れて行っていただきました。
三回目の病院でナノの目がそのまま見えなくなるかもしれない。目が見えなくて
一生ケージ暮らしは可哀想なので安楽死する選択もあるという提案に
気が動転して、二匹共に今すぐに引き取ると申し出を受けたこともありました。
猫を飼った経験も家族の同意もなく、責任感とその場の意志だけでは
生後間もない猫を育てられません。その度、焦らずゆっくり考えましょう
と、宥めて帰っていただきました。
その後、一番反対していたお父さんが娘の責任だからと飼うことを
同意してくれて、お姉さん二人も猫を迎える気持ちになってきました。
二度ほど、もんを貸し出しましたけど
お父さんは嬉しそうに哺乳瓶からミルクを与えていたそうです。
一番上のお姉ちゃんは工場まで見に来て、もんを可愛いと抱いていきました。
家族全員で歓迎してくれるならと、もんを手放す気持ちにもなりました。



ほんとうなら、後は私が猫達の世話をするので大丈夫ですよ、と
好意はすべてお断りするのですけど、もんナノを拾った少女
聞くところによると、この二年の間に4回も猫を拾って来て、
その度、元の場所に泣く泣く戻していたとのこと。
つまり猫拾いの常習者です。

おまけに、その猫を私の家に持ってくるという知恵を憶えました。
うちをこれからの猫捨ての場所にしてもらっても困ります。
私も常習者なので、数年で我が家が猫だらけの破綻状態になるのは
目に見えています。で、
今回の件を家族でよく考え、話し合ってもらい
よい結論が得られるように、私の本意は伝えずに
焦らずゆっくり考えましょうと提案していたのです。
少女の気持ちが一過性のものではなく、真の猫好きであれば
未来の優秀な猫おばさん、つまり猫助け戦士をつくることにもなります。

終始、盲目のナノを引き取り、もんの里親を見つけると
話しておられましたので、初めて猫を飼うことになるご家庭、
盲目の猫では難しいでしょうし、片目のもんの里親も難しい。
そしたらナノはうちで引き取ろうと決めていました。
二匹共に元気いっぱいに成長しましたし、これ以上
もんと一緒にいたら、情がうつって手放せなくなります。
幸い、50mも離れていないお宅なので、万が一の時は
連れ戻す気でいます。ってか、とりあえず少女が
うちを猫捨て場にしなかったらそれで良いのですけど、ねぇ。
とほほ。

もんの幸せな未来を願っています。そして
しばらくは厳しい目で監視するつもりでいます、はい。
なぜか連れ戻す気満々なんですよね、まだ。
ほんと、なぜ?
とほほ‥

投稿者 ikemi : 2008年09月26日 05:33

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コメント

ここはもう、もんナノちゃんたちは幸せの一歩を踏み出し、
また猫好き一家が新たに誕生したこととして喜びつつ、
横目でキッチリ監視していく以外ないでしょうねー。
女の子3姉妹でしょう、コドモじゃないし、うまくすれば
家族一丸となって仔猫を大事に育てあげることができるでしょう。
そうなれば、余力のあるいけみさん宅では、また新たな不幸な仔猫に
手を差し伸べることが出来るわけで・・・
「一匹でも多くの命を」と考えれば、いけみさんが「もんナノ」を連れ戻すより、
そのほうがずっとイイと思いますよん。
障害のある子たちなだけに、心配で手元においておきたい気持ちはよくわかります。
でもさ、拾い主さんご家族も、仔猫と一緒に暮らすうちに
どんどん同様な気持ちが強くなっていくかもしれない。
それだけ力のある仔猫なのかもしれないよ。

投稿者 ふくねこ : 2008年09月26日 09:17

うう・・・こりは・・もんもんとする(^_^;決断ですねぇ。。。
連れ戻す気満々なのは、いけみさんの勘が働いているのでは?

もちろん、それぷらすもんちゃんへの情もあるでしょうが(^^)

お宅が近ければ、確認はできますか。
拾った彼女に望みを託したいところですね!!

投稿者 cat@@ : 2008年09月26日 13:46

女神が微笑みましたねぇ!
ステキな常習者さんの気持ちが通じたのでしょう!
あ、コレはいけみさんのことですよ!

未来の猫おばさん もんちゃんと共に優秀に育てよ!(笑)

投稿者 K◎ : 2008年09月27日 01:28

●ふくねこさま
この猫達かなりの強運も持っていると思います。
この界隈で猫ミルク、哺乳瓶、猫用電気カーペット、つまり
子猫育成キットを常備している所なんて、動物病院か
うちくらいのもんです(笑)すぐに育ててもらえる私の所に直行なんて
とても強運ですぉ(^_^) 強運ついでに、
里親さんたちに可愛がられてすくすくと育ってくれるといいです。

●cat@@さま
私のカンがずっこけるほど外れて、
めちゃくちゃ可愛がられると良いんですけど、ね(笑)
近いし、いつでも連れて帰れるのでその点は安心しています。
って、まだ連れて帰るつもり、かっ?(^_^;

●K◎さま
ほんと、優秀な猫おばさんになってくれるといいです。
数十年後、儚い命の猫達が救われる礎になってくれれば
あれこれ悩んだ甲斐もあるちゅーもんです(^_^)

投稿者 いけみ : 2008年09月27日 05:51

ありゃー、そんな事になってましたか!
ちょっぴり寂しいですね、いけみさん。
もう送り出しちゃって平和ないけみ家が戻ってきちゃった?
奥様もやっとゆっくり寝れるかな。体調は戻りましたか?

もんナノちゃんの新しいご家族も大変だとは思いますが、子猫と一緒に色々と学んでいくと思います。わからない事があったら大先生がすぐ側にいてくれて心強いですしね!
それになんと言っても、ご家族みんなでサポートしてくれそうなご様子。これもまた大きいです(ウチの旦那にお父様の爪の垢でも煎じて飲ませたいくらい・・・いや、いけみさんのの方が強力か)(笑)
きっと大丈夫!大先生の目も光ってござるし変な事は出来ないでしょう(o^-^o)

既に娘を嫁に出すお父さん気分ないけみさん・・・こんな可愛い娘だもん、ねぇ。ふふ。

投稿者 なつばら : 2008年09月28日 02:43

もんは予定通り里親の元に旅立ちました。
ナノは残っていますので、まだこれからも大変です(笑)
目が見えないヘレン・ケラー状態で、まだ私の大きさも把握していないようです。
他の猫は本能で分かるのでしょうけれど、人間を認識するのは
視覚なんだなぁと、今回知りました。
横たわった私の体に乗って遊んでいるのですけど、ほとんど
台の上に乗っている感覚で行ったり来たり、ダジバンダリー?(笑)

なつばらさんの旦那さまは子猫達の世話をしてくれていないんですか?
まぁ、お仕事も忙しいでしょうしねぇ(^_^)
カミさんの熱はやっとこさ下がりました。一週間ほど大変でしたけど
今週末は普通にしています。ご心配お掛けしました。
ほんとありがとうございます。

投稿者 いけみ : 2008年09月28日 04:07

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