2005年10月06日
残骸
子供を乗せた乳母車なんて見なくなった。
5年前に亡くなったおばあちゃんが野良仕事に出かける時、
道具や野菜やらを入れて押している姿の方が記憶としては
鮮明に残っているくらいだ。
当時、お袋の実家の方では畑も多く、乳母車を押したおばあさん達が
あいさつ交わす光景など日常茶飯事だった気がする。
そんな情景も少なくなってきて、腰掛けにもなる小さな乳母車もどきに
取って代わられたようだ。ノラ道具の代わりにゲートボールの
スティックなどを忍ばせている。はいからもどきの方が今では
ポピュラーなのかもしれない。
この放置された乳母車の所有者も、おしゃれなもどきに
変えたのか、これだけ残して旅立ったのか‥、なんか
取り留めのないことだけれど
ふと、思った。
投稿者 ikemi : 2005年10月06日 04:20
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コメント
きっと たくさんの涙や 笑いを 乗せて 運んだんでしょうねぇ
そして 乳母車の主役だった子供も 今じゃ すっかり
おじさん おばさんに なっているんだろうなぁ…
投稿者 K◎ : 2005年10月06日 21:58
うーん、素敵な写真ですね〜。
こういう写真好きなんですよね〜。
使い古されたものとか古い建物を見ると
いろんなものが染みついてる様で
色々と感じるものがありますよね。
この乳母車・・・
どれだけの時間をどんな人と過ごしたんでしょうね。
投稿者 なつばら : 2005年10月07日 01:58
きっと、この乳母車にも多くの思い出が詰まっているんでしょうねぇ
小さい頃、従姉妹と乳母車に一緒に乗っている写真がある
おじさんが言うのだから間違いありません、にょ(笑)
散歩コースの脇にあって、かなり前からここにあったようも
見えるんですけど、気付かなかった。草刈りされて、
忽然と現れたという感じです。カメラを片手に持って
いなければ、感じることも無かったと思います。
感受性っていうか、感性っていうか、衰えを感じました。
乳母車共々に、しょっぱいなぁ(^_^;
写真はカットは無理として、色や描写をなつばらさん風にしてみました。
あい!、パクリです。ごめんなちゃい(汗)
何事もまずは模倣からですから〜、にゃ(^_^)
ん、言い訳もしょっぱい?
投稿者 いけみ : 2005年10月08日 05:47